ニュースレターで書くネタやテーマについて。
ネタが無い…マンネリも無縁!様々な活用法もご紹介

  • 2023.01.10
  • 2022.07.06

ニュースレター

ニュースレターというものは、単に作成して、ただ配れば良いというものではありません。
しっかりと考えて作ったからこそ、どういう活用をしていくのかも考えてこそ様々な成果に繋がっていきます。

ある程度ニュースレターの作成に慣れてきたなら、ただ渡す、作って配ったり送ったりして渡すというだけでは勿体ないですから、様々なニュースレターの活用方法を試してみるようにしましょう。

ただ作って渡すだけではなく、様々な可能性を秘めているのがニュースレターの良さでもあり大きな特徴です。店舗紹介やミニカタログ、ポスティングツールとしても活用できるのがニュースレターであり、そう考えると、それらだけでなくニュースレターは無限の広がりをもたらしてくれるものとも言えるのです。

ニュースレターを始められた方からはよく

  • 書くことが浮かばない
  • 何を書けばいいかよくわからない
  • もう書くネタが尽きた…
  • 同じ事ばかり書いてる気がする

そういった声を聞くことがあります。
しかしながら、これらはニュースレターの様々な活用方法を知らず、一定の使い方で考えてしまっているからこそ起こる悩みでもあり、まだまだ無限の広がりを知らないだけで、非常に勿体ないとも言えるのです。

そして、いつもの紙面から変化させて別の角度から作りあげる事は、多くの方が悩んでいる「ニュースレターのマンネリ化」の打破にもつながるのです。

そんな紙面は既存顧客であっても、新鮮な風を感じられることでしょう。
今回は、私たちが実際に作成してきたニュースレターの紙面について、いくつかご紹介していきます。

ニュースレターをミニカタログとして活用する

ニュースレターで書くネタやテーマ、活用方法としては非常に多く定番の1つとも言えるのが「ミニカタログ」としてです。

こう書くと、当たり前、ありきたりと感じてしまうかもしれません。
ですが、何のネタ・テーマをカタログ化するかというところこそ、実はニュースレターの活用法としての腕の見せ所でもあります。

そんな例を少し挙げてみたいと思います。

ある月のニュースレターを「全面リクルート用」に作成されたユーザー様

採用のためにニュースレターで書くネタを、それに振り切って作ったユーザー様がいらっしゃいます。

表面:オーナー様のメッセージ、会社のビジョン
裏面:アシスタントの一日

  • おはようございます~お疲れさまでした、までを時系列で写真付きでご紹介
  • 先輩スタッフからの一言
  • 募集要項 (待遇・条件など)
  • 先輩スタッフが笑顔で働いている光景
  • 店舗の外観写真・店内風景・イラスト満載

新人ならちょっと働いてみたくなるイメージ・デザインで仕上がっています。

これら出来上がったニュースレターを、美容学校で配ったり、面接に来られた方に手渡します。
また「良い人いない?」とご紹介いただく方に、サロン案内として渡されています。

サロンに興味を持つ方が何人も現れると、その中から良い人材を選べるというものです。
紙面を工夫して活用されている一例です。

私的に思うのですが、この採用に振り切ったニュースレターは実は美容学校や採用を考えている方にだけ配るというのは実に勿体なく、せっかくですからサロンのお客様にご覧頂いても良いと考えます。

というのも、実はお客様というのはサロンの内側にも興味津々だったりします。
自分が通っている、お気に入りのスタッフはどういう働き方をしているのか、きちんと休みを取れているのか、スタッフ同士仲が良いかなどは意外と気にされるお客様も多いのです。

全面リクルート用のニュースレターであっても、お客様にお渡しする事で、ほのぼの雰囲気も伝わるなら渡して悪いことは、一つも無いですし、またそれを見たお客様が、後日新しく採用されたスタッフを見た時に、「あ、あのニュースレター見て来たの?」といった会話のきっかけにもなるのです。

自分が担当しているスタッフがどういう働き方をしているのか、お客様とは違う先輩としてどういう感じなのか、そういったところをお客様が見る事でまた新たな関係性が生まれ、よりお客様との絆も深まっていきます。

こんな風に、時には視点を変えて紙面の工夫をされては如何でしょうか。

春夏秋冬のご案内として作成する方法

日本には四季があり、春夏秋冬によってご紹介したいメニューや店販品が異なってきます。
春には春の、夏には夏の、秋には秋の、冬には冬の、それぞれお伝えしたい内容やテーマというのは当然異なります。

しかしながら、それらを1枚のカタログにまとめて、お客様にお伝えするというのは、紙面のスペース的に非常に難しくなってしまいますし、まとめすぎては伝えたい事も伝わらなくなってしまいます。

かといって、季節ごとの本格カタログを作るというのも、かかる経費を考えても非現実的です。
そこで、これらをニュースレターの紙面を活用して作成すれば、お手軽&タイムリーな販促物として仕上げる事ができるのです。

春と言えば、入学式・卒業式・入社式・転勤など、春は節目の季節です。
大切な日を飾るご提案をいたしましょう。

紫外線対策、痩せたい、脱毛してツルツルになりたい、フットネイルを楽しみたい!
そして海・山・プールに出かけたい。そんなご期待にお応えしましょう。

色々な行事のある季節。秋のオシャレを追求しよう!
スタッフ一押しのおすすめアイテムご紹介。
もちろん、夏のダメージお肌や髪・頭皮のケアも大切です。

クリスマス、年末年始、成人式、着付け、防寒、免疫力のUP、乾燥肌。
冬だからこそのお勧めメニューを掲載しましょう。

それぞれ1枚ずつ作成しておけば、作った年だけでなく、今後2~3年使えるニュースレターが仕上がりますし、翌年に同じ内容でお渡しするのがちょっと…という場合でも、ゼロから新しく作る必要もなく少し改訂した内容などをお渡しすることも可能になるのです。

ホームケア特集号として作る

お客様は、その生活時間の99.9%をサロン以外(ご家庭・職場・街の中)で過ごされています。
そのため、サロンケアはもちろん大事なのですが、それだけでなくホームケアにも心を配って差しあげましょう。

特にコロナ騒動以降では、「自宅で過ごす時間を大切にする」「自宅にいてもできる事は無いか?」という文化になってきましたし、そういった質問を受けるサロン様も非常に多くなってきているはずです。

そういったお客様に向けて、積極的にホームケアのアドバイスをすることが大切です。
その流れの中で自然に店販品の販売へと繋ぎやすくなり、営業っぽさ非常に感じにくくなります。

施術だけではなく、店販品でも繋がっているお客様であればあるほど、離反率もぐんとダウンします。

お客様は美容の素人です。
間違った知識で、自己流のホームケアをされては大変です。

自分たちでは常識と思っている内容でも、実はその情報をお客様は知らないという事はよくある事なのです。

例えば、シャンプーが残り少なくなった時、水で薄めて使うのはNGという事は美容室にいる人たちからすれば常識かもしれませんが、意外と知らずに、詰替を買い忘れたため、足りないから水足して使おう!としている方もいらっしゃるのです。

「業界の常識は世間の非常識」といった言葉がありますが、自分たちは常に仕事柄、情報に触れているため当たり前と思っているような事でも、一歩外に出てみれば「そうなの?」と言われる内容は実は非常に多くあったりするものです。

ニュースレターで正しい知識をお伝えし、お勧めの店販品もご紹介して、お客様の美容を守ってあげましょう。

紙面を活用して「お客様に分かって頂きたいこと」をお伝えする。

お客様に言いたい、けれども面と向かって直接言いにくいというケースは店舗運営をしていれば起こります。

直接伝えると角が立ってしまうような内容だったり、自慢や嫌みっぽく聞こえる内容、相手に大きなストレスを与えかねない内容、批判と取られかねないような内容は伝える際に非常に神経を使う必要がありますし、伝え方次第ではトラブルになってしまう可能性もあるため、悩みポイントでもあります。

そういった時、ニュースレターを使ってワンクッション挟んで伝えることで、言いにくい事も言いやすく、お客様にもご理解いただきやすくなるのです。

面と向かっては言いにくいお願いを、ニュースレターでお伝えする

皆様のサロンにおいても、お客様に言いにくい事がたくさんあると思います。

  • 何度もアドバイスしたのだけど面倒がって実行されない。どうしたら…
  • ちゃんと予約してきて欲しい。予約優先と何回もお話したはず…
  • 予約時間には遅れずに来て欲しい。次のお客様もいらっしゃるし、非常に困る…
  • 駐車場のラインは守って下さい。斜めに停めないで下さい。他のお客様の迷惑に…
  • サロンに全て頼らないで! 家でもお手入れしなければなかなか効果は上がらない…

こんな事は、なかなか面と向かってその人に言う事は憚られます。
そんな内容だからこそ、直接伝えるのではなくニュースレターで啓蒙して、ご理解いただくという流れに持っていくのです。

ニュースレターで伝える事で、あなたに言っている事にはなりにくく、お客様へのご協力のお願いという形でお伝えする事ができるのです。

自画自賛になりかねない事を、ニュースレターでお知らせをする

「口でお話すると自慢になる事・売り込みになり過ぎる事」も、紙面を使えば、いやらしさもなくお伝えしやすくなります。

実は今、秘かに「着付け」も勉強しています。
私の叔母が日本でも指折りの着付けの先生で、全国を回って指導をしている人です。

テレビにも時々登場されます。
だから、お願いして月に2回、個人レクチャーを受けています。(無料で♪)

叔母いわく「貴女はやっぱり私の遺伝子が入っているわね。センスあるわよ」と褒められました!そう遠くない将来、お正月や成人式の着付けのご用命も承る事ができると思っています。

これを口頭でお客様に伝えてしまうと、自慢、自画自賛と捉えられるかもしれません。

自分で「センスがある」とかはなかなか言えませんが、第3者の言葉として紙面に掲載するなら、堂々と記すこともできますし、伝聞風になるため嫌みっぽさや自画自賛っぽさもかなり薄れるのです。

こういったような口頭で伝えにくい、言いにくい内容やネタこそ、ぜひニュースレターの紙面を使って伝えていきましょう。

よくいただくご質問にお答えする

家電などの取扱説明書には、「よくいただくご質問」というページがあり、そこを見ると大体の不明点は解決します。
「わからない事」は、案外共通しているものだと感心します。

美容についても同様ではないでしょうか? 
毎日のお仕事の中で、同じような説明を繰り返されてはいませんか? 
それをニュースレターの紙面で取り上げてみるのは如何ですか?

Q.ご質問
サロンにいる時にはキレイだったのに、家だと同じようにヘアスタイルがまとまらない。なぜ?

A.回答
実は、乾かし方やブラッシングの仕方によっても大きく違ってくるのです。早くキレイにセットするには… そこで当店では、速乾タオルや〇〇ドライヤーをお勧めしているのです。その理由は…

他にもいろいろなご質問に回答しましょう

「よくいただく質問」という事は「お客様が関心を持っておられる事」でもあります。
それにお応えすることで感謝され、信頼へと繋がります。かゆい所に手が届く訳です。

  • 乾燥肌で悩んでいます。食生活も含め普段からの対策や心得を教えて下さい
  • ネイルサロンによって値段はピンキリですよね。何が違うのか教えて下さい

お客様の立場からすると、そうそう!そういう事知りたかったのよ!と思ってもらえれば、このサロンは私の悩みをよくわかってくれるという事にも繋がるのです。

施術中で会話してるから大丈夫と思う方もいるかもしれませんが、会話というのはどうしても時間の経過とともに忘れてしまいがちで、家に帰ってふと思いだそうとして振り返ってみても、「あれ?そういえばなんて言ってたっけ…?」となってしまうかもしれませんが、ニュースレターだと読み返す事ができます。

そして「関心を持っておられる事」であるが故に、紙面上で頂いた回答に対して、「もっと詳しく聞かせて!」と繋がったり、この場合は?といったより詳細な質問をされたりなど、ニュースレターをきっかけに会話が進み、〇〇ドライヤーも購入いただいたり他の商品の販促に繋がったりするのです。

複数のお客様からいただく質問というのは、他のお客様も知りたがっている可能性が高いので、そういった質問を「よくいただく質問」として回答をニュースレターに載せることで、多くの人が喜ぶ紙面に仕上がります。

さらにこんなニュースレターの使い方も

普段とは違うニュースレターの活用法、どういうネタを紙面に書いていくかと悩みがちかもしれませんが、まだまだ、そんな使い方もあり?というのは様々あります。

ポスティングチラシとして作成

普段は既存のお客様向けの内容が多いニュースレターを、新規のお客様向けのネタで仕上げていきます。

既存客ならば「ズッコケ話や着ぐるみを着た写真」でも笑ってくれたり突っ込んでくれるためOKなのですが、まだ見ぬ新規顧客獲得のためのニュースレターとなると、当然ながら今までと構成は違ってきますし変えなければなりません。

  • サロンのコンセプト
  • 得意な技術
  • 受賞歴
  • サロンの沿革
  • プライス表
  • 予約の仕方
  • ご来店ルートの説明
  • スタッフの真面目な自己紹介
  • お客様のお声

こういった内容を散りばめて、施術の工程を写真入りでご説明していきましょう。
また、新規のお客様向けの内容であっても、新規のお客様にしか渡してはいけないなんてルールは存在しません。

逆に、既存のお客様にも「改めて当サロンの事を知って頂きたく作りました」と、お渡しするのも1つの手です。

意外と何度も足を運んでいただいているお客様でも、へぇ~となる内容がある事も多く、関係性がしっかりしたお客様であれば、そのまま友人に手渡しして紹介いただけるかも知れません。

新規のお客様向け、ポスティング向けのニュースレターのネタや書き方など、具体的な作り方を知りたいという方は、ぜひ一度お問い合わせください。

事前告知、事前予告をさりげなく紙面に入れておく。

小さなスペースでも良いので、リニューアルや新メニュー、キャンペーン告知など少しずつインプットしていきます。

リニューアルや新メニュー・キャンペーンなどは、いきなり1回だけ急に告知されてもお客様も準備ができていませんし、え?そうなの?もっと早く言ってよーとなると逆効果にすらなりかねません。

キャンペーンなどを行うという事は、店舗としても力を入れているはずです。
例えば夏向けのキャンペーンを何かしら行うのであれば、その少し前からお伝えしておくことで、そういえばあれってどんな内容なの?という事に繋がっていきます。

こういった事前予告などは会話にも繋がりやすいものです。
少しずつ情報を出してみたり、一部だけは隠してスタッフにご確認をとしてみたりすることで、あれって何?どういう事?と会話のきっかけになりより関係性も深まります。

少しずつお伝えすることで、接触回数が増えてお客様の意識にもインプットされて覚えてもらえやすくなるのです。

入店・退店・店舗移動・スタイリスト昇格・資格認定・産休・復活などのお知らせ

常連のお客様であればあるほど、日頃お世話になっているスタッフさんの動きは気になるものです。言いにくい事もニュースレターの中ならお伝えしやすくなります。

新しく入ったスタッフ、退店してしまうスタッフ、移動するスタッフ、昇格や資格のことなどなど、意外とお客様は気にされていますし、書くとそのテーマで会話が弾むというケースも多いのです。

また「卒業」されたスタッフさんが、今どうしているか、元気にされているかというのも、お客様は結構気にしておられるものです。 卒業の仕方次第ではありますが、もし可能なら、たまには「卒業組」も登場される企画も喜ばれますよ。

特に長年通っていただいているお客様であればあるほど、昔を知っていて昔話は大好きなもので、なつかし~といった会話で盛り上がる事は間違いありません。

まとめ

ニュースレターの紙面は、なにもサロンやスタッフの日常やキャンペーン告知をするためだけにあるわけではありません。
もちろんそれらも大事な事ですが、一本調子で毎号同じような内容では飽きられてしまいます。

そして、同じ内容ばかりですと、作る方も飽きてはきませんか?
作る側がそう感じているのならば、読む方はもっとそう感じているはずです。

たまには視点を変えて、別の角度や変わったネタで作る事で貴店のステータスUPを促進していきましょう。 お客様に『信頼のおけるサロンさん』というイメージを植え付けるのです。

そのためにも紙面はフル活用しましょう。
新規客向けにカタログ風に作ったかと思えば、今度は既存顧客のお悩みにこたえる特集を組む。

それをポスティングしたかと思えば、サロン紹介号を美容学校で配る。
そう考えると、書くネタが無いといった事はなく、ニュースレターの活用の幅も無限に広がっていくのです。

特に私たちジェイワンのユーザー様であれば、マンツーマンでご相談に対応させて頂けますので、ご希望の紙面スタイルをお申し出ください。ご提案をさせて頂きます。

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