お話をお伺いした方
- アトリエカットクラブ
- 加東 和彦 オーナー様
Interview
お話をお伺いした方
千葉県八千代市にて「美容室&フェイシャル」を営んでいるスタッフ3名のサロンです。
今年で33年目に入りました。
『お客様を素敵にデザインしてさしあげたい』
そんな想いを、アトリエカットクラブという店名にも込めました。
当店のコンセプトは『髪とお肌を傷めず、キレイを叶えられるサロンでありたい』ということです。 その実現のためには、まず研究・研鑽の時間を惜しまないことを信条としております。
例えば、これまでイギリスへの美容留学も3回を数えました。
ロンドンの一流のスタイリストと接すること自体に、感じるものや得るものが大でした。
造形の美しさも大切ですが、それ以上に気を使って施術を行わないといけない工程があります。 それはお肌(頭皮)や髪に残留するとトラブルをおこす危険性のある物質。 本来頭皮と顔の肌はつながっており、細胞としては同じものです。髪の毛はその角質の累積物なのです。
つまり顔の肌には使わない(使えない)商品を髪に使うのは安全性を考えると良くないのです。
ですが現実にはお肌には使えないような物質を髪の毛に対して使用しその場だけのキレイを求める美容室が多いのが実情です。
ですから肌に残留したら良くない施術は排除。
当然、安心安全に仕上がる「素髪ケア」のシステムに力を入れております。
受賞をキッカケに、テレビでも取り上げて頂きました。
選定理由としては、
① 「素髪ケア」への取り組み
② 福祉サービスの推進
③ ニュースレターでの情報発信を続けてきたこと
等があげられました。
当店アトリエカットクラブでは、最新の正しい肌・毛髪科学の理論に基づいて、髪と肌へのダメージを最小限にする施術「素髪ケア」を、全国に先駆けて取り入れております。
肌も髪もそれぞれの幹細胞という母体から作られています。
肌の一番上の表皮は「死滅細胞」と言われ、最終的に剥がれ落ちます。
髪も同じで「死滅細胞」が積み重なったものなのです。
髪は1本の寿命が長く女性で5~6年と言われています。
従来のヘアケアは死んでいる細胞である髪そのもののケアに重点を置きがちですが、実は効率としては良くありません。
トリートメントは一時的に手触りの良さやツヤという効果をもたらしますが、傷んだ髪を根本的に「治癒」することは不可能なのです。
つまり最も重要で効果的なヘアケアは、頭皮(素肌)のケア、スキンケアです。 『ヘアケアとスキンケアは同じ』と考える「SUGAMism スガミズム」メソッド 髪だけではなく頭皮(素肌)のケアをすることで髪は本来の美しさを取り戻します。
サロンでは、髪と頭皮に不要で有害なコーティング剤は使わず、髪を「素髪」に戻し、さらに必要な成分を閉じ込める「素髪ケア」を提供しています。
この安心・安全なシステムで髪のダメージとカラーの退色を防ぎ、カラー・パーマの持ちをアップ。
薬液の使用量も減らすことができ、施術中の放置時間も短く仕上がります。
そして私たちは、毎月東京で同じ考えの仲間たちと勉強会を行っています。
そして私たち素髪メンバーは、持続可能(サステナブル)10年20年先の髪と頭皮の健康(オシャレが出来る)を目指して事あるごとに講習会を開催。
技術向上、肌、毛髪科学の勉強にも力を注いでいます。
都内(神田神保町 美容室セオリー)にて「素髪ケア」の商材を研究開発に携わって頂いているダン(株)の打田社長。 元々は、再生医療から生まれたダーマライズ・スキンケアシリーズを研究・開発・販売を行っておられました。
ある日行きつけの美容師スタッフのひどい手荒れを見て愕然とし打田社長自らが開発したヘアケア用品を使用させ、手の傷みが良くなったという経緯がありました。
ご興味のある方は、お問合せをお願い致します。
当店のフェイシャル技術は、一風変わっています。
ハンドのマッサージではない方法。マイクロカレントの微弱な電流=生体電流を使用します。
体内の活性作用に深く関わっており、スポーツ選手の間でもケガの早期回復に活用されています。
肌に負担なく美容成分を浸透させる美容機器「セルサー」に、マイクロカレントと最新の肌科学を融合。 眠れる肌のチカラを呼び覚ます「マイクロカレント・プログラム」です。
洗顔後の素肌にダーマライズの美容液を角層深くへたっぷりチャージし、同時にマイクロカレントを加えることで肌が本来持っているスキンケア能力にアプローチします。
結果自らの肌力を高めて強く美しい透明感のある肌へと磨き上げられます。
ほぼ100%に近いリピート率で施術後の皆さんは大喜びされます。
我々スタッフもお客様の笑顔に元気を貰えています。
また今年になってからですが、アルカリ剤無配合で活性ケラチン+酸性還元剤のケラフェクトストレートが大人気です。(地域最速導入)
福祉サービスについては、美容師ボランティア団体(ワンステップ)のメンバーで近くの児童養護施設に行き、月一度定期的にボランティアでカットを行っています。
私たち美容師仲間で何か社会貢献出来ることはないのか? という思いからのスタート。
親から虐待を受けたり育児放棄された「大人を怖がる子供たち」に、笑顔で接することを続けて8年になります。
店内もご高齢者の方のために、入口からシャンプー台までバリアフリー対応にさせて頂きました。
そんな当サロンのこだわりなどを「ニュースレター」の紙面でお客様にお伝えしております。
高田先生の『伝えてなければ、やっていないのと等しい』を教訓として、当店のあれこれや最新の美容情報、季節ごとの留意点を常に発信して皆様に喜んで頂いております。
そんな姿勢を八千代市商工会さんにご評価いただいたようです。
ガラケー世代だったので、原稿や校正のやり取りがスムースに行えるのだろうか?
果たして紙面の内容が続くだろうか? それが不安でしたね。
でも10年があっという間に過ぎて、ニュースレターも113号まで発行しました。 この結果が全てですね。
始めたキッカケですか? 10年も前ですからね。
周りのサロンとは違う事をしてみたい。
ニュースレターなんかが面白いかな、と思ったからでしょうね。
自分が日々研究・研鑽している事を紙面で残せる。
旬の技術や商品をお客様にお伝えできる。
それも大きな魅力でした。
「紙面で見たあれは何なの?」お客様からご質問を頂けて話が広がる様になりました。
お客様がニュースレターを楽しみにされて、私がウッカリお渡しするのを忘れたりすると、催促されます。
それが嬉しいですね。
発行号全てファイリングされているお客様が、何人もいらっしゃいます。
当サロンの店長代理である「くぅーちゃん」…
と言っても飼い猫(アメリカンショートヘア)なのですが、癒しを担当してくれています。
小さい頃から日本全国に旅に一緒に行っているので、各地にくぅーちゃんファンがいっぱいいます。 毎月ニュースレターに登場するので、私以上の人気者です・・・笑。
そんな風にお客様とサロンと、ほのぼの感で結ばれ、それが良い方向につながっていると実感いたします。
具体的な事を一つ紹介すると、商品がすごく売れています。
以前は、総売上に対して10%もいかなかったのが、今では25%を超えています。
ご来店時も、「カットだけでなく顔のケアもお願いするわ」とオファーを頂戴し客単価UPにつながっています。
コロナ禍でいったん売上は落ちましたが、そこからの回復は早かったと思います。
とにかく、お客様にウチに来て美しくなってもらいたい。
その情熱と想いを、どれだけ伝えられるか。
それがポイントだと思います。
「前回の紙面に書いてあった事、ご理解いただけましたか?」
ご来店時に話しかけると、そこでまた話がはじまる。
会話が広がっていくのです。
売込みは技術や商品だけでなく、自分の想いを伝える事が大事です。
その想いをお伝えできれば、自然とオファーが頂けるものと信じています。
今の世の中、色々な情報発信の仕方はあると思うけど、僕は紙面で伝えたいですね。
温かみと言うか、紙面の方が自分のやった努力がお客様に伝わるような気がします。
ご来店が遠ざかっているお客様にもたまにニュースレターを送ってさしあげるのですが、受け取られた方からお電話を頂戴したりして、正直嬉しいです。
これから始められるサロンさんへアドバイスをさせて頂くとすれば、「とにかく頑張って続けたら、結果はついてきます」
当店ではおかげさまで10年113号になりました。
「目からうろこが落ちる」ほど納得したと多くの視聴者から賞賛の声をいただいている高田靖久氏のセミナーです。
売上アップ方策のヒントが掴めます。
※動画視聴で参加型セミナーでは有りません