ニュースレターのテンプレートについて。
作成にテンプレートを使うメリットとデメリット
- 2023.01.10
- 2022.06.06
ニュースレターを作ろうと思った場合、初めての方であれば作り方や様々なところで戸惑ったり、つまづいたりしがちです。そんな時、役立つとして色々なところから提供されているのがニュースレターのテンプレートになります。
テンプレートを使えば、初めてでデザインの事などがあまりわからない方であっても非常に簡単に作る事ができるメリットがある一方で、やはりその出来映えなどは元となるテンプレートに左右されがちでもあります。
今回は、そんなよくお問い合わせもいただくニュースレターのテンプレートを使って作るという点にスポットを当てて、テンプレートを使うメリットとデメリットなどそれぞれの特徴や注意点などについて解説したいと思います。
テンプレートを使えば全て解決というわけではない
まず知っておいていただきたいのが、テンプレート=全ての解決策というわけではないことです。ニュースレターを作っていこうと思った際に、ゼロから自分でオリジナルで作るのはどうしても難しいというところがあります。
そういった人たち向けに、テンプレートを使ってニュースレターを作るという方法が1つの解決策にはなりますが、テンプレートというのは、あくまでも雛形でしかありません。
それをどのように使って活用していくのか、そこから良いニュースレターに仕上げられるかどうか、あまり効果がないニュースレターに仕上がってしまうのかどうかというのは、当然作り手のスキルや能力にも左右されることとなります。
ニュースレターがただ作れば良いというのではないのと同じで、テンプレートを使えば、誰でも簡単に効果的なニュースレターを作れるのかというのはまた別というのが前提となってきます。
美容室を例にとると、よくヘアカタログや有名人・著名人のこの髪型みたいにしたいといったご相談は多く受けるかと思います。
これも一種の雛形・テンプレートと同じです。
その髪型をそのまま全く同じにマネすれば大丈夫かというとそうはいかないはずです。
そのお客様の髪質や何を求めているのか、実際の想いや背景、そういったところをしっかりと理解をして、それぞれのお客様に最適なアレンジを加えたりしながら、カット・施術を行っていくはずです。
テンプレートを使えば、簡単に効果的なニュースレターが仕上がると考えてしまうのは、ヘアカタログがあるから誰でも簡単にヘアカットができるというのと同じイメージとなります。
あくまでもツールはツール、テンプレートはテンプレートであって、それを活用してはじめて意味があり、効果が生まれるということを知っておきましょう。
ニュースレターの作成でテンプレートを使うメリット
では改めて、ニュースレターを作る際にテンプレートを使うメリットを見ていきましょう。
ゼロから自分で考えなくても良い
テンプレートを使う最大のメリットは、自分でゼロから考える必要がないという点があります。テンプレートを使ってニュースレターを作るという事は、基本的に作成代行など外部に委託するのではなく、自分で作るという事が想定になってきます。
そうなると、ニュースレターの作成はどうしても本業とは別の作業になります。
もとからデザインやパソコンなどが得意という方であれば、苦にならないかもしれませんが、そうでなければ、そもそも作る事自体、ハードルが高かったりします。
そういった場合は、テンプレートを使う事で、ある程度の雛形が出来上がっているため、どこにロゴを配置して、何のコンテンツを作って、どこにどう配置して、レイアウトをどうするか…といったデザインの大元を自分でゼロから考えなくて良いので作るハードルが下がります。
デザインスキルやセンスがなくても良質なものを仕上げられる
このあたりは使うテンプレートの質にもよりますが、しっかりとしたテンプレートを使えば、デザインセンスやスキルなどがなくても一定レベル以上のクオリティのものを作る事ができます。
デザイン重視のテンプレートを選ぶ事で、予め想定したデザインクオリティを保ったニュースレターを仕上げる事が可能になります。
作成時間の短縮に繋がりやすい
これはやり方や作り方次第とは言えるのですが、テンプレートを使うという事で、自分でゼロから考えなくても良く、ある程度出来上がっているものを活用できるので、作業時間の短縮に繋がります。
ニュースレターというのは、何度も書いてきましたが、作る事が目的ではありません。作ってそれをお客様に手に取ってもらい、読んでもらって来店してもらったりリピートしてもらって初めて意味があるものになります。
作ることで時間をかけていては、本業がある中では非常に負荷がかかってしまいます。テンプレートを使う事で少なからず作業時間の短縮に繋がるのも大きなメリットの1つと言えます。
うまく探せば全て無料で完成させることも可能
ニュースレターのテンプレートといっても、実際にはピンキリです。
そもそもで言ってしまうと、「テンプレート」というのも非常に幅のある言い方にはなってしまいます。
無料でのテンプレートから有料のテンプレート、作成代行会社が使っている雛形としてのテンプレートなど、色々な意味を含んでいますが、ニュースレターのテンプレートも探せば無料で公開されていたりするものもたくさん存在しています。
そういった無料のテンプレートを使い自分で作っていけば、無料で作成が可能で、さらにある程度の作成時間の短縮にも繋がります。
ニュースレターのテンプレートを使うデメリット
では次にデメリットを見ていきましょう。
何事もそうですが、メリットがある一方でデメリットも存在します。
特にニュースレターのテンプレートは使い方などを間違うと大失敗に繋がる可能性もあるため、何がデメリットで注意すべきなのかをしっかりとおさえておきましょう。
テンプレートに合わせて作り込む必要がある
テンプレートのメリットでもある雛形が用意されているという点は、裏を返せばその雛形を使って作っていく必要があるということでもあります。そのため、雛形にないものを作りたいと思っても、テンプレートに用意されていない場合は作る事が難しくなってしまいます。
特に枠やフレーム的なデザインがされているテンプレートの場合は、コンテンツの内容やボリュームなどに制限がかかってしまう事があります。○○は何行まで、○○は何文字以内といったデザインルールが存在すると、文量やコンテンツの長さなどもテンプレートに合わせる必要性がでてきてしまいます。
どうしても、その通りに作らず少し変えて作りたいという場合は、テンプレートを使っているにも関わらず、自分たちでそれをカスタマイズして改修する必要が出てきてしまい、テンプレートを使って時短で作りたいはずが、テンプレートを使いカスタマイズしてより時間をかけて作っているという本末転倒になってしまうことにもなりかねません。
テンプレートを使うと、作る内容もそのテンプレートのデザインや作りに合わせる必要があるという事は覚えておきましょう。
競合店や他と同じようなものになる可能性も
テンプレートは先ほども述べた通り、様々なものがあります。
非公開的に使われているものから、有料で販売されているもの、無料で公開されているものなど様々です。
そして多くの場合は、無料で公開されているテンプレートを使ってニュースレターを作ろうと考える人が多いため、結局のところ、人気のテンプレートというのは多くの人が使っているということに繋がります。
そうなると、人気のテンプレートを使ってニュースレターを作った場合、同じように他の店舗や競合店もそのテンプレートを使って作っている可能性が少なからず存在します。
同じ地域で全く同じテンプレートを使って作るという可能性はやや低いかとは思いますが、Googleなどの検索で調べてテンプレートを見つけた場合などは、同じテンプレートや似たテンプレートを使うという可能性も出てきてしまいます。
テンプレートを探すのに時間がかかる
ニュースレターのテンプレートと言っても実際には様々です。
どういったテンプレートが欲しいのか、デザインが綺麗なタイプなのか、コンテンツ発信型なのか、スタッフの何かを載せるのか、商品を載せるのか、何を載せるかで選ぶべきテンプレートも変わってしまいます。
また、そういったテンプレートというのは無料・有料を問わず様々なサイトで複数、それこそ何十、何百という数以上のものが用意されています。
テンプレートを使うためには、どのテンプレートを使うかというためのテンプレート探しから始める必要があります。
実際にはこの探すだけでも膨大な時間を使ってしまうという方が非常に多く、ニュースレターを作りたいのに、その作るテンプレートを探すだけで何日も浪費するという事もあり得ます。
あくまでもテンプレートでコンテンツは自分で考える必要性がある
テンプレートというのはあくまでも雛形が用意されているものになります。
デザインやそういったところが苦手、得意では無いという方には合うかもしれませんが、テンプレートを使えば全て解決と考える場合うまくいきません。
ニュースレターはあくまでも何を書くかというのが大事になります。
そしてそのコンテンツというのは当然テンプレートを使うからといって解決するものではなく、何をどこにどう書くかというのは自分で考えなければなりません。
あくまでもテンプレートは一種の道具であり万能ではありませんので、使い分けをしっかりとしておく必要があります。
どうしても素人+αのものが多い
テンプレートというのは作って公開・配布・販売している側も使ってもらってこそ意味があります。そして、そういったニュースレターのテンプレートを探している方というのは、そこまでITやデザインスキル・ソフトの使い方を知っている方ではないというのも事実です。
そうなると、プロが使うソフトでテンプレートを公開しても、使えない、使い方がわからないとなってしまいます。例えば、実際にニュースレターの作成代行の会社が作る際などは、ワードやエクセルでデザインしたりすることはなく、イラストレーターなどのソフトを使って作成されます。
しかしながらそういったテンプレートを公開してもサロン店や美容室のオーナーがソフトを持っていないと使えないとなるため、どうしても多くの人が使った経験があり、ソフトを持っているワードやエクセルでのテンプレートが中心になりがちです。
そうなると、デザインが大事になるような美容系のニュースレターにはあまり向かないとなったり、味気ない素人っぽさ感の残るニュースレターになってしまう恐れもあります。
テンプレートを使うべきか使わないべきか
メリットとデメリットについて簡単にまとめましたが、結局のところ、じゃぁニュースレターのテンプレートは使うべきなのか、使わないべきなのかという点で言うと、ケースバイケースという事にもなります。
そもそも論で言うと、テンプレートというのはあくまでもツール、道具という捉え方をすべきです。テンプレートを使うから、ニュースレターが仕上がる、効果的なものが作る事ができるというのは大きな誤りです。
ニュースレターというのはあくまでも、コンテンツに何を書くかというのが大事です。
極論を言ってしまえば、中にしっかりとした読む人が参考になる、タメになる内容が書かれてあればデザインや見た目は二の次と言っても過言ではありません。
とはいえ、読まれれば見た目がどうでも良いというわけでもありません。
やはり見た目が良い方が、気分的にも良いですし、作る側としてもモチベーションが高くなるのは間違いありません。
人間はやはり見た時の印象が強く残ったり、ファーストインプレッションで手に取ったりするかどうかが変わるというのも事実ですので、そういった観点から、デザインや見た目もしっかりとこだわる必要があるのも事実です。
ニュースレターは何度も書いてきたように、作る事が目的ではありません。
綺麗に作って誰も読まない、もしくは綺麗だけど読みにくいニュースレターを作るくらいなら、デザインはそこそこでも皆が読みやすいと言ってくれてタメになったと言ってくれるニュースレターの方が、成功と言えるのは間違いありません。
ニュースレターを作るのに自分が今なにがネックとなっているのか、それが作り方、デザインだけという場合は、テンプレートを使うというのは合理的で良い解決策の1つであると言えます。その一方で、初めてニュースレターを作るといったケースや、作り方はいまいちわからないけどテンプレートを使えばなんとかなりそうといった場合、もう少しよく考えた方が良いとも言えます。
何を書こうとしているのか、創刊号から2通目、3通目と継続して発行していく際のコンテンツはどうする予定なのかなどのスケジュールなども未定だけどテンプレートで作ればなんとかなるという考えの場合は、失敗してしまう可能性が非常に高いです。
テンプレートはあくまでもテンプレートであり、使う事が良い悪いではなくどう使って行くのか、今の自分たちに合うのかという観点でしっかりと考えて行くようにしましょう。
まとめ
今回はニュースレターのテンプレートについてまとめてみました。
よくニュースレターはテンプレートを使えば誰でも簡単に作る事ができる!といった記載を見かける事があります。
これはある意味では正解である意味では不正解でもあります。
ただ作るだけであれば、テンプレートを使い、その枠に何かを埋めれば作る事自体は完成できますが、それが実際に多くの人に読まれるのか、手に取ってもらえるのかというのはまた別の問題になります。
ニュースレターというのは作る事が目的ではありませんし、発行する事が目的でもありません。
しっかりとしたものを作って、それを手に取ってもらい読んで貰って、来店してもらいリピーターになってもらうことが本来の意図であり目的でもあります。
テンプレートというのは、実際には枠組やデザインレイアウトの一種で、これだけで考えれば作成代行会社も自分たちのパターンや型を作って持っているため、テンプレートを持っているし使っているという事でもあります。
テンプレートを使うことがどうというわけではなく、それを使う事でどうしていくのか、今の自分たちの悩みやネックとなっているところがテンプレートで解決できるのか?というのが一番考えるべきポイントと言えるのかもしれません。
作り方がわからない、何を書けばいいんだろう…と悩む場合はテンプレートを使っても解決はしにくいでしょうし、書きたい内容は決まったけれど、デザインの仕方がわからない…という場合はうまく活用すればしっかりとしたものが仕上がる可能性は高まります。
あくまでもテンプレートはテンプレートで道具・ツールという考えで、それを使ってどうするのかという事を考える必要があります。
ニュースレターを作ってどうしたいのか、自分たちは何ができて何が苦手なのか、そういうところも考えながらテンプレートを使って作るのか、自分たちですべて作るのか、代行会社を検討するのかを考えていくと良いのではないでしょうか。
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